こんにちはネズタンです♪先日ミナペルホネン/皆川明つづくを鑑賞しに東京都現代美術館に行ってきました。展示の混雑については、前回の記事でお伝えしましたので、実際に見てきた、展示内容の感想や見どころ、おすすめポイントを、撮影写真と共にお伝えしたいと思います。
この記事では
- ミナペルホネン/皆川明つづくの展示構成と写真が撮れる場所は?
- ミナペルホネン/皆川明つづくの見どころまとめ
こちらについてまとめてお伝えしていこうと思います!
Contents
ミナペルホネン/皆川明つづくの展示構成と写真が撮れる場所は?
ミナペルホネン/皆川明つづくのは展示室は、東京都現代美術館の3階。入り口を入ってまっすぐ進むと、チケット売り場が左手にあります。(事前購入おすすめ)物販・グッズ売り場を通り、エスカレーターで3階へ。ベビーカー、車いすの方もエレベーターがございますので安心です。チケットをお持ちの方は、エスカレーター前で、チケットを確認されて3階展示室に向かう形になります。
展示構成は、実、森、風、芽、種、根、土、空の8つの章から構成されています。
そのうち写真撮影が可能なのは、入り口と森、種の3か所です。
写真が撮れるスポットは大変混みあいます。そこでどれだけ撮影するかで、展示を見る所要時間が変わってきます。
ネズタン
最近の美術展は写真撮影可能な展示が多いので、どうしても記憶より記録に残しておきたくなってしまいます。逆に撮影不可としてくれた方が潔く展示に集中できるのですが、撮影可能だと欲がでてしまいます。。
ミナペルホネン/皆川明つづくの見どころ/感想まとめ!おすすめポイントも
入り口
撮影可能
展示室に入る前からミナペルホネンのファブリックが壁の天井から足先までびっしり。当然撮影してしまいます。見たことあるデザインも初めてのデザインも、間近で見ることができるので、生地の質感も味わえます。この生地で自分のバックやお洋服があればなど想像が膨らんで、入り口から思わず笑みがこぼれてしまいます。
実タンバリン
撮影不可
ミナペルホネンを代表する刺繍柄、タンバリンに焦点を当て、デザインから→生地→洋服・インテリアなど様々なプロダクトに展開していく様子を紹介しています。タンバリンを形成する25個の小さなドットの間隔は不均一で刺繍の膨らみにも差異があります。手書きの原画には表情が丁寧に再現されています。
こちらの展示室でタンバリン柄から派生していく製品を見ていると、自分でも何か所有したいという気持ちがふつふつと湧いてきます。
物販(グッズ売り場)では残念ながら、タンバリン柄の商品は売っていなかったのですが(1/22)、ミナペルホネンのお洋服や、グッズを扱うエラヴァⅡでタンバリン柄のミトンを購入しました。場所やショップについての説明は、別記事でご紹介します。
いつか、お洋服や、バックを購入したいですが、まだ手が届かないので価格も3,000円で日常使いもできそうなこちらを購入。
バックの中で小物を分ける整理グッズとして使う方もおられるようです。
他の方の更新されている物販(グッズ売り場)の写真を見ると、タイミングによって物販(グッズ売り場)の取り扱い商品が違うので、タンバリン柄の商品も今後入荷する可能性もありますね!
森 洋服の森
撮影可能
設立当初からの25年分の服400着以上を展示。年代をミックスして展示が構成されていて時代を超えても価値に変わりがないとするミナの哲学が表れています。会場には親子で鑑賞しにきていらっしゃる方もたくさんいて、流行りにとらわれず親から子へと受け継ぐことができる長く愛されるデザインのお洋服だなぁと実感しました。
風 生活とデザイン
撮影不可
ミナペルホネンの服を着ている人の日常を、ミナの生地のスツールに座ってご覧いただけます。バレイの先生の普段着から農家の作業着まで幅広く生活の中に優しく溶け込むミナのお洋服、素敵です。会場の中には一脚だけ、アルネ・ヤコブセンのエッグチェアがあります。ドロップチェアは2脚。映像は体感的には5分程度の長さですので、一回目で座れなくてもお席が空いたタイミングでぜひ座ってみて欲しいです。体がすっぽりと納まり、とても座り心地が良いです。どのスツールもミナの生地のものなので、どれに座ってもうれしいですね♪
エラヴァⅡにて撮影のエッグチェア
芽 テキスタイルのためのデザイン
撮影不可
皆川明さんとデザイナー田中景子さんによるデザイン画の紹介。切り絵でできたtriathlonの原画は紙が重なる質感を直に感じることができます。森で撮影したこのお洋服もプリントされると平面的ですが、もとは手作業で、試行錯誤の上できあがったデザインなのだと、あらためて見ると、面白いです。この他にも、実際に製品化されている原画を多数見ることができます。
こちらは森の部屋で撮影したお写真。
種 アイデアと試み
撮影可能
ミナペルホネンは、ファッションブランドから家具、食器へと活動の領域を広げていきます。
ミナペルホネンと皆川明のものづくりの哲学とアイデアを過去・現在・未来の試みを一望できる展示室です。
ガムテープを縦にさいた時の表情を山椒の枝のごつごつした枝ぶりと重ねるアイデア
無数のはぎれも、組み合わさってバックや、ブローチ、パッチワーク製品へと変換されます。
展示室奥に配置される「shell house(シェルハウス)」皆川明さんが将来の夢として構想している「簡素で心地よい宿」
キッチンと2階にはあがれませんが、中に入ることができます。
根 挿画
撮影不可
日本経済新聞「森へ行きましょう」(川上弘美作)のための挿画2016年から2017年までの連載で332枚。小さな紙の中にテキスタイルの図案とは異なる、繊細なタッチの線や点、色使いで表現しています。
こちらは物販で購入した挿絵のポストカード。活版印刷のような風合い。
土 洋服と記憶
撮影不可
ミナペルホネンの服を所有する個人の愛用品15点をその服にまつわるエピソードとともに紹介しています。
時の経過とともに生地の風合いにも味がでると共に、所有者の思い出も堆積していきます。そしてこの先も続いていくのです。
こちらの2枚の写真は、種の部屋で撮影したものですが、コートを切ると現れるちょうちょうや、袖の部分がすれてもあらかじめ生地を2重にしてあり、そこからでてくる色も味わえるという作りのお洋服の変移を垣間見ることができます。
空 25years
撮影不可
せめて100年つづくブランドという想いで皆川明さんが始めた活動は2020年に25周年を迎えます。この展覧会に込めた思いがインタビュー映像で綴られています。
ひとつの生地のはぎれ一部分も無駄にせず、製品に変換させて大切に届ける作り手の想いが伝わり、受け取るこちら側もその愛らしい1ピースを愛でずにはいられないのです。これからもその想いはつづき伝わることを予兆させる素敵な展覧会でした。
まとめ
いかがでしたか?ミナペルホネン/皆川明さんの仕事に対する心意気にとっても感動して、さらにミナペルホネンの大ファンになりました♪
8つの構成からなる展示を見終わる頃には、ミナペルホネンの世界感がみなさまにも伝わっていると思います。お洋服や、作品ができるまでのアイデアスケッチ、映像、実際の製品に触れてみて魅力を存分に味わって頂きたいです。ぜひ、みなさんも会期中に足を運んで見てくださいね!
それでは、またお会いしましょう!nezutan日記を読んでいただいてありがとうございました!
コメントを残す